第16回マイクロロボコン高校生大会が、令和5年2月3日(土)にオンラインにて、結果発表が行われました。この大会は、わずか1インチ(2.54cm)角という小さなロボット(CPUや電源・DCモータを搭載)を使用し、プログラムやマシンの調整を行い、自律走行させて1周の速さを競います。
大会は、本来埼玉県にある日本工業大学で開催されていましたが、コロナ禍のため、オンライン開催となりました。オンライン開催では、コースが郵送され、与えられた期間内に各学校でタイムを競い、その最高タイムをビデオで撮影して競います。
コースは予選と決勝の2つあり、決勝コースは、複雑なカーブが多くなります。本校は3名出場しましたが、予選のコースでは、機械科1年の濱田さんが、1位でした。他の生徒も、とても速いスピードのタイムを出すことができました。
決勝のコースでは、本校生徒は全員コースを完走することができました。その結果、優勝(機械科1年濱田さん)、準優勝(電子機械科1年宮岡さん)、3位(電子機械科2年中須賀さん)が入賞し、上位を独占することができました。
以下のURLにて動画が掲載されています。
チャンネル:ロボット日本工業大学
URL:https://www.youtube.com/@user-uv8cj5cc4f
タイトル:第16回 マイクロロボコン高校生大会結果・表彰
本校メカトロ部は、この大会では4年連続5度目の優勝となります。来年度も引き続き、5連覇を目指して頑張ってほしいです。
~ 形状記憶熱エンジン車 ~
機械科1年生の『工作』の授業では機械材料について学習しています。
本日2月8日(水)1限目の授業の様子を紹介します。
授業内容は、機能性材料である焼結合金と形状記憶合金について学習しました。
1年生ということで日頃から授業では身の回りのものを活用し実物教育で「分かる授業」の実践を心掛けています。
今回は、機械科の先輩が『課題研究』で製作した「形状記憶熱エンジン車」を活用しました。実際にアクリル槽にお湯を入れ、回転するしくみや形状記憶合金について理解を深めることができました。その他使用されているステンレス、アルミニウム、アクリルなどの性質についても再確認することができました。
保護者のみなさま、機械科1年生は授業をとおして着実に成長しています!
まさしく、『百聞は一見に如かず』
授業後に数名の生徒が集まり、別の「形状記憶熱エンジン車」を手に取り、動作確認する微笑ましい光景が見られました。興味・関心を持ち、一歩前に行動できる生徒は伸びるでしょう!
今後も授業風景を掲載したいと思います。
2月2日(木)、土木科1年生が現場見学会を実施しました。午前は㈱愛亀様が管理している八幡浜高規格道路整備工事の見学、午後は西日本高速道路㈱四国支社愛媛工事事務所様が管理している松山自動車道(伊予IC~中山SIC)4車線化事業の見学を行いました。生徒たちは大変意欲的に取り組み、ICT技術の進歩や、重機の搭乗体験、スケールの大きい土木工事の重要性など、様々なことを学ぶことができた見学会でした。改めて土木の魅力を感じることができました。
<八幡浜高規格道路整備工事>
<松山自動車道(伊予IC~中山SIC)4車線化事業>
~ 精度の高い製品を加工するために ~
機械科では国家資格である技能検定(普通旋盤作業、機械検査、機械保全)の取得を推奨しています。
今回は、普通旋盤作業の取組(機械科1年生3名)について紹介します。
今回3名の生徒が受検することになりましたが、2名は機械技術部旋盤班の生徒、1名は自動車部の生徒です。
機械技術部旋盤班では、ものづくりコンテスト参加と技能検定取得に向け、日々練習を行っていますが、興味・やる気があれば過去にも他の部(バスケットボール、サッカー、弓道等)の生徒が受検し、合格しています。
忙しい学校生活の中、放課後や休日、長期休み等の時間を上手に使い、練習し結果を残しています。
2月5日(日)にポリテクセンター愛媛で筆記試験、2月11日(土)に本校で実技試験が行われます。
全員合格を目指すは言うまでもありません。
機械産業は、製造業の中でも中心的役割を担い、幅広い業界の生産性の向上や自動化に貢献する基幹産業です。
機械に関する技能検定に挑戦してみたい!と思った小・中学生のあなた。
松山工業高校機械科は、そんなあなたを待っています‼
1月27日(金)に電子機械科1年がコスモ松山石油(株)と新和工業(株)の2社の企業見学を実施しました。
コスモ松山石油株式会社様では、本校卒業生の先輩ら会社の概要について説明をしていただいた後、バスで工場内を見学しました。原油からナフサや溶剤等いろいろな製品が製造される工程や環境に配慮した製品の開発についてのわかりやすく教えてくださいました。また、敷地内の中に注意喚起の看板や安全装置が設置され、いざというときの避難所など作業する上での安全面など働く環境への配慮がなされていました。
新和工業株式会社様では、学校の実習で使う旋盤やマシニングセンタなどがあり実際に製品に仕上げる様子を見学することができました。また、学校では扱わない大きな機械や工具など多くのものを実際に見ることができたことは、今後の実習に大いに役立つと感じました。製品を作り上げるために、様々な機械で加工を行い最後には人の手で精密に仕上げていることに職人技の凄さを感じました。
実際に企業へ行くことで、教科書で学べない貴重な体験をさせて頂き知識と興味を得ることができました。