10月15日(土)午後、松山市のコムズにおいてセミナーがあり、工業化学同好会１年生６名が参加しました。「タンパク質合成」がテーマで、最初に「タンパク質合成の機構」では、ＤＮＡやＲＮＡから「転写」と「翻訳」という過程を経て、アミノ酸からタンパク質が合成されることを、蛍光タンパク質を合成する実験を体験しながら学ぶことができました。次に、「細胞が増える仕組み」では、生命体において細胞がなぜ増えていくのかという基本的なことから、アトピー性皮膚炎やがんなどの病気が起こる仕組みを学び、それらを克服するために医学ではどのような取り組みがなされているかなどを学ぶことができました。

　今回、タンパク質合成の知識や技術は,、医療だけでなく農業や水産、工業や環境の分野に応用できることも最後に知ることができました。本校工業化学同好会では、ブドウ糖からイースト菌を使ってエタノールを製造する際、どのようにすれば環境負荷を下げることができるか研究を行っています。その一つとして、発酵過程においてイースト菌が失活することをいかに防ぐか、イースト菌を増殖培養させることができないかなどを探求しています。さらに生物学の知識を高めて取り組んでいこうと思います。