さくら小学校児童クラブ 科学実験教室 工業化学同好会 7月26日
2023年7月26日 18時20分工業化学同好会1年生の渡部さん、菅野さん、西森さん、平尾さん、山本さんの4名の生徒が、さくら小学校の児童クラブの教室で、今年度2回目の科学実験教室を開催しました。
今回、「化学反応噴火実験」と「見えないインクで描こう」を体験してもらいました。
最初は、家庭用の洗剤としても使われている重曹、食器洗剤、お酢、好きな色の食紅をペットボトルの中に入れて反応を起こさせ、泡をいっぱい発生させる実験です。発生した気体の正体は何か、クイズ形式で質問すると、子供たちの多くが「二酸化炭素」と答えてくれました。なんで二酸化炭素だと分かったのでしょうか。身近に炭酸飲料がヒントだったのでしょうか。それとも地球温暖化で有名だから?
最初に重曹の透明な水溶液で白い紙に字や絵をかいてもらい、乾かしておきました。先の実験のあと、乾いたその紙に、紫色の液体(正体はぶどうジュース)を塗っていくと、成分のアントシアニンによってぶどうジュースが変色し、文字や絵が浮かび上がりました。残念なことに、光沢紙に描いていたため、浮かび上がらない班もあって残念でした。紫色の液体は何か、クイズ形式で質問すると、その匂いから、ぶどうジュースだとすぐにばれていたようです。ぶどうジュースに含まれるアントシアニンが液性によって色が変化することを利用した実験でした。失敗も実験の成果だよ。
子供たちは、しっかりと実験の手順や結果をノートにまとめてくれました。夏休みのいい勉強になってくれたら嬉しいです。ぜひとも自由研究のネタにも使ってくださいね。他の小学校の児童クラブなどからもお声掛けください。出張出前授業いたします。