機械科1年生 プラスチック 工作の授業風景

2023年2月16日 10時00分

~ クイズ 問題です? ~

 2月15日(水)の授業内容(プラスチック)の様子を紹介します。

【問題】ペットボトルの本体(PET)とふた(PP)を粉砕して、それらを水の入った容器内に入れよく振った後どうなるでしょうか?と生徒に質問をした後、検証実験を行いました。(みなさんも考えてみてください)
 ① PET、ふたとも水面(上に)に浮く
 ② PET、ふたとも水底に沈む
 ③ PETは水底に沈み、ふたは水面に浮く
 ④ PETは水面に浮き、ふたは水底に沈む

 

 

 

 

 

 

 

 

 授業では、各種のプラスチックの特性を知り、機械的性質(強度や硬度)を増すために繊維強化プラスチック(FRP)へと発展しました。実際に、「ガラス繊維」(安全のため手袋をしております)のシートやマットを実際に見ることによりガラス繊維強化プラスチック(GFRP)への理解が深まりました。最後に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の強度や活用事例(ボーイング787他)について探究学習を実施しました。

 

 今年度の機械科の就職先は、大手自動車メーカーをはじめ半導体加工装置、船舶、航空機、鉄道車両、建設機械、農業機械、ボイラー、精密機械部品加工、食品加工機械、福祉・介護機器、自動省力化機械などの製造業以外に、現在学習している機械材料に関係する炭素繊維、アラミド繊維、合成繊維の糸巻き機械、石油精製や石油備蓄関係やメンテナンス、プラスチックの射出成形機と幅広い分野から内定をいただきました。「私たちの生活を支える」人材として活躍してくれることでしょう!

【答え】③ 合ってましたか?(比重:PP 0.90~0.91、PET 1.38~1.39)

 実際に目にすることで理解力が各段に深まりますね!リサイクル工場では、PETボトルを粉砕し比重分離という方法で分別。さらに洗浄や金属片等の異物が混入していないかをセンサーで検出。その後、ペレットに。そして射出成形機で製品になります。品質を満たす製品にするためには、精密な機械加工をした「金型」が必要です。最後は、やはり職人の手作業(匠の技)が必要となるでしょう。
 3R(先生の作業着にマークが?)や生分解性プラスチックなど環境についても考えるよい機会になりました。今後”SAF”についても注目していきたいですね!

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