令和4年度 機械科 課題研究発表会
2023年1月20日 17時53分令和5年1月20日、機械科3年生による課題研究発表会が行われました。
課題研究では、8つの班に分かれて生徒自らが設定したテーマに従って研究や製作を行います。
今年の3年生は、昨年度、インターンシップが実施されなかった影響で2年間かけて課題研究に取り組んでいます。そのためテーマに“続”や“2”などの言葉が入っています^^
機械科ではどのような活動が行われたのでしょうか。それぞれの成果を簡単に紹介します!
【1班】
テーマ:ピザ窯の完成とティーネットの製作
鉄製(一部ステンレス)のピザ窯を製作しました。また、ソフトボール部がティーバッティング等で使用するティーネット2台を製作し、進呈しました。コロナ禍でピザの試食は自粛していますが、早く焼いて食べてみたい!
【2班】
テーマ:松工坊ちゃん列車の製作 ~イベントをとおして~
車輪は旋盤で削り出し。制御装置も自作して加速・減速、前進・後退も自由自在!なんとレールまで手作りしたという渾身の作品です!凝りに凝りすぎて、踏切警報機まで作っちゃってます!
校内外のイベントにひっぱりだこでとても好評だったようです。
【3班】
テーマ:わたがし機製作・・・続
松工祭でわたがしを作ってみんなに振舞いたい!との願いから取り組んだわたがし機の製作。コロナ禍で食品の提供が許可されずお披露目できませんでしたが、美味しいわたがしを作ることができました!
【4班】
テーマ:目指せ鍛造マスター
百錬鉄魂で鍛造品の製作に挑戦しました。真夏の暑い日も、鉄を熱し、ハンマーをふるい続けました。何度も失敗と挫折を味わったようですが、それ以上に得るものの多い体験になったようです。
【5班】
テーマ:溶接ヒュームの法改正に伴う溶接室の環境改善(学校、地域貢献活動)
溶接を行うときに発生するヒューム(熱に溶かされた金属の蒸気が冷えて固まった粒子)が、昨年4月より特定化学物質(第2類物質)に認定され、対策が義務となりました。
本校の溶接実習室では検査の結果、ヒュームの濃度が基準値以下であるものの、比較的、高い値を示していることがわかりました。そこでその状況を改善しようと生徒たちが立ち上がり、現状を調査。そして様々な改善を提案、実行してくれました!
また、地域の神社から長机の改良を依頼され、機械科で学んだ知識・技能を生かしてやり遂げ、とても喜んでいただけました。
【6班】
テーマ:防災<続>
防災リーダーとして活動する生徒を中心に、防災意識の向上に役立つ教材の製作を行いました。モーターで動く起振機を作り、その上に置いた構造物模型が揺れによってどう崩れるか、どのような対策をした構造物が揺れに強いかなどを見て理解できるようにし、中学生などを対象に出前授業も行いました!
【7班】
テーマ:機械科craft ver.2
KIKAIKAcraftと銘打ち、様々なものづくりに取り組みました。運動部の活躍が目立つ本校で、より身体能力の向上を目指すためにいくつかのオプションを搭載した懸垂器を製作しました。通常の懸垂に加え、ワイド懸垂にも対応!ワイパーなどの強力な腹筋運動も可能な万能トレーニング機器が完成しました!
また各運動部が使用するマイクロバスの冬用タイヤへの換装やオイル交換など、お世話になった部活動への恩返しもできたようです。ご安全に!
【8班】
テーマ:竈門(かまど)ベンチの製作
高まる激甚災害のリスクに備えて、いざという時にかまどとして使えるベンチの製作を行いました。溶接の技術を駆使して製作したかまど部分は全て鋼鉄製!・・・ちょっと重くなりすぎましたが、安定感は抜群ですよ?
以上が令和4年度の機械科の課題研究発表会でした。
興味の湧いたテーマはありましたか?
こんなものづくりをやってみたい!と思った小・中学生のあなた。
松山工業高校機械科は、そんなあなたを待っています!