技能五輪全国大会「高校生では全国1位」~メカトロ部~

2022年11月17日 08時39分

技能五輪全国大会に本校メカトロ部の生徒が5名出場し、出場する高校生のなかでは1位となりました。

技能五輪全国大会(厚生労働省・中央職業能力開発協会主催)とは、国内の青年技能者の技能レベルを競うことにより、青年技能者に努力目標を与えるとともに、広く国民一般に対して、技能の重要性や必要性をアピールすることにより、技能尊重気運の醸成を図ることを目的とする大会です。

大会会場の幕張メッセ大会の様子

そのなかで、電子機器組立て職種に参加しました。その職種とは電子回路実装基板への部品の取付けやプリント配線板への接続・接着等により、電子回路を内蔵した各種機器の総合的な組立て及び点検を行い、併せてプログラミングを行い、課題を完成させる職種です。

昨年度の大会で使用した基板昨年度の大会で作成した基板

今大会に至るまでは、1次選考会・2次選考会を勝ち抜かないと進めません。本大会では企業34名、職業大学校8名、高校生6名合計48人が出場しました。この大会は2年に1度国際大会が行われるなど、大手企業も若手社員の教育の一環として社名をかけて熱心に参加しておりますが、そのなかで5名が本校生徒であり、そのうちの1名は2年生で、出場する職種の中では史上最年少でした。

電子機械科3年石田くん大会最年少で出場した北山くん情報電子科3年芳野くん電子機械科3年重松くん

大会は11月3日~7日まで行われました。大会結果は、電子機械科3年の川手さんが全体で33位(高校生では全国1位)で、2社5名もの企業選手よりも得点を上回りました。川手さんは「3年間努力した結果が実りとても嬉しいが、時間を上手に使えばもっと順位を上回ることができた。来年度出場する後輩達に技術を託しがんばってほしい」と語ってくれました。

高校生1位の川手くん

また、卒業生でメカトロ部OBの二宮選手(関東能力開発大学校所属:電子機械科卒)も参加しており、大会60年の歴史のなかで、学生初の敢闘賞を獲得しました。その他、企業選手として参加している先輩方も多数参加しており、活躍も素晴らしいです。

この大会で得た経験により開発者の道を歩んで、松工の百錬鉄魂を受け継いで欲しいです。

大会会場内にて幕張メッセ前にて

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