６月２日(木)に工業化学科の実習室で匠の技教室が開催されました。

コスモ松山石油株式会社より、本校卒業生の舩田様、松﨑様をお招きし、石油製品の製造方法についての授業をしていただきました。

石油精製において、まず、２年次に「化学工学」の授業で学習した熱交換器をはじめポンプや、圧力計、流量計など各種装置について具体的な使用事例を教えていただきました。次に、３年次にこれから「工業化学」の授業で学習する石油精製の接触改質や接触分解などで行われている技術を、石油製品と触媒のサンプルに触れながら教えていただきました。脱硫前のナフサと脱硫後のナフサとでは臭いが全く違うことに生徒だけでなく教師も驚かされました。おかげさまで先輩の生の声とプレゼンから分かりやすく具体的に楽しく学ぶことができました。

コロナ禍において、在学中の２年間、工場見学やインターンシップが中止となりましたが、この「匠の技教室」を通じて、本学科で学習している内容が石油精製工場で実際に行われていることを実感させることができました。