実験教室in砥部中学校 3月18日(月)開催 工業化学同好会

2024年3月19日 08時30分

工業化学同好会の生徒2年生の酒井さん、1年生の渡部さん、西森さん、乘松さん、平尾さん、山本さんの6名の生徒が、砥部中学校に訪問し、放課後、集まってくれた希望者1年生17名、2年生4名を理科室に招き実験教室を開催しました。

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生徒たちは、自分の卒業した中学校に訪問し、自分たちが学んでいる化学の実験を知ってもらいたい、実験を通して理科を好きになってもらいたい、工業高校について知ってもらいたいという思いで母校に出向いて実験を行ってきましたが、今回は、初めての中学校訪問でした。

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  今日の実験は、化学反応を使って、大気圧を利用した空き缶つぶしの実験です。塩酸と大理石(炭酸ナトリウム)が中和反応して発生した二酸化炭素の気体を下方置換法で空き缶に入れます。そこへ水酸化ナトリウムの水溶液を加えてすぐふたをします。すると、缶の中で今度は二酸化炭素と水酸化ナトリウムが中和反応を起こして、二酸化炭素の気体は、炭酸水素ナトリウムとなって水に溶けてしまいます。すると、大気圧に押されて缶はつぶれてしまいます。反応にちょっと時間がかかりますが、しばらくしてからパーンという音を立ててつぶれ、反応が進んでさらにつぶれます。この間、高校生と中学生との会話が弾み、とてもよい雰囲気で楽しく実験することができました。

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保護メガネをかけてもらって、危険な水酸化ナトリウムを天秤で測ったり水に溶かしたりしながら、安全に扱うことや、水酸化ナトリウムが工業的には苛性ソーダと呼ばれ、たくさんの化学製品の原料になっていることなども学んでいただくことができました。最後に、工業高校のことについても知っていただくこともできました。

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その他の中学校や小学校にも出前出張いたしますので、ご連絡お待ちしています。学校では、次のネタも研究してまいります。

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