実験教室in宮内小学校 3月4日(月)開催 工業化学同好会

2024年3月4日 18時51分

工業化学同好会の生徒2年生の酒井さん、1年生の渡部さん、西森さん、乘松さん、平尾さん、山本さんの6名の生徒が、宮内小学校の5年生、6年生の理科の授業に訪問し、実験教室を開催しました。

生徒たちは、自分の卒業した小学校に訪問し、理科の授業を行いたいと考え、母校に放課後出向いて、小学校の先生たちと一緒に研究、準備、打合せを行ってきました。

今回は、以前、児童クラブにておもしろ実験教室を開催させていただいた砥部町の宮内小学校を訪問し、5年生、6年生の理科の授業にて実験教室を開催しました。

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1つめの実験は、それぞれ密度の違う水に絵の具を溶かし、試験管に重い色水から順番に入れていくと、混ざることなくいろいろな色の水の層ができることを体験させ、お互い混ざってしまう液体どうしでも、密度の違いで「沈む、浮かぶ」ことから、混ざることなく分離することを理解させました。実験の後、逆に入れていくとどうなるかをクイズ形式で問いかけ、演示実験を通して答えを理解させました。

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2つめは、空き缶つぶしの実験で、児童たちに用意してもらった空き缶に少し水を入れ、ガスコンロで沸騰させると、発生した水蒸気によって缶の中の空気が追い出されて水蒸気だけになります。その缶をひっくりかえして冷たい水に入れると、急激に冷やされ水蒸気が水に戻って体積が小さくなり、空気の大気圧で押しつぶされます。大きな音とともにつぶれる空気の力を体感させることができました。小学校では、液体が蒸発すると気体になって体積が大きくなることは学習しています。この逆の変化を利用した実験でした。児童たちには、空気の力すなわち大気圧を理解させることが難しく、説明にちょっと困りましたが、中学校に入ってから、その疑問を解いてねと、課題を与えました。

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小学生の子供たちに化学の不思議、面白さを伝えるために、今後もこのように取り組んでいきたいと思います。その他の小学校にも出前出張いたしますので、ご連絡お待ちしています。学校では、他のネタも日々研究しております。

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