技能五輪全国大会出場 電子機器組立て職種 ~メカトロ部~

2023年12月1日 10時43分

技能五輪全国大会(厚生労働省・中央職業能力開発協会主催)とは、国内の青年技能者の技能レベルを競うことにより、青年技能者に努力目標を与えるとともに、広く国民一般に対して、技能の重要性や必要性をアピールすることにより、技能尊重気運の醸成を図ることを目的とする大会です。

電子機器組立て職種とは、電子回路基板への部品の取付けやプリント配線板への接続・接着等により、電子回路を内蔵した各種機器の総合的な組立て及び点検を行い、併せてプログラミングを行い、課題を完成させる作業です。

今大会に至るまでは1次選考会・2次選考会を勝ち抜かないと進めません。本大会では企業32名、職業大学校9名、高校生5名、合計46人が出場しました。この大会は2年に1度国際大会が行われるなど、大手企業も若手社員の教育の一環として社名をかけて熱心に参加しておりますが、そのなかで高校生5名が本校生徒であり、そのうちの3名は2年生で、出場する選手の中では最年少でした。

大会は愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で行われ、11月16日(木)から準備、そして3日間に及ぶ競技と、開閉会式と5日間に渡って行われます。

大会結果は、メカトロ部3年の北山凛さんが全体で31位(高校生では全国1位)でした。北山くんは6名の企業選手や5名の大学生よりも得点を上回ることができました。北山君は「3年間努力した結果が実りとても嬉しいが、時間を上手に使えばもっと順位を上回ることができた。来年度出場する後輩達に技術を託しがんばってほしい」と語ってくれました。

また、メカトロ部OB総勢5名参加しており(Canon株式会社、本田技研工業株式会社、株式会社デンソー、日産自動車株式会社、関東能力開発大学校)も参加しており、非常に優秀な成績を収めてくれました。

この大会で、得た経験により開発者の道を歩んで、松工の百錬鉄魂を受け継いで欲しいです。

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