座談会 ~大会優勝した3人に聞きました~
2022年8月31日 19時40分夏休み中に行われた大会で、見事優勝を果たした運動部3人に、新聞部員が話を聞きました。
○土木科3年 山下彪さん
第14回U18(ユース)男子バレーボール選手権大会 優勝
○工業化学科3年 梅澤幹太さん
インターハイ自転車競技 男子3Km個人パシュート 優勝
全日本選手権 3Km個人パシュート 日本記録更新
ポイントレース 優勝
○建築科3年 長田隼人さん
インターハイ陸上競技
5000m競歩 優勝
新聞部:優勝おめでとうございます。3人は注目選手でした
が、お互いのことは知っていましたか。
3人:知っていました。
新聞部:お互いに意識していましたか。
山下:していた?
梅澤・長田:う~ん・・してなかったかな(笑)
新聞部:優勝した瞬間に頭に浮かんだことは何でしたか。
長田:素直に嬉しかったです。
山下:3連覇がかかっていたので、優勝してホッとしました。
梅澤:全日本では2連覇と日本記録更新を目指していたので、達
成できて良かったという思いでした。
新聞部:勝利の決め手は何ですか。
長田:3000m地点でペースを上げ、ついてきたのは一人だけ
だったので、来たな!と思いました。
山下:決勝戦では、イラン選手の方が身長もパワーもありま
したが、前日から戦術を練り、相手にのびのびとバレー
をさせなかったことです。
梅澤:勝てると自信を持って、いつものようにやったことで
す。
新聞部:全国(世界)大会はどうでしたか。
山下:意外と観客が多く、スポットライトが当たっていたので、緊張しました。
梅澤:自分の前の組の選手が日本記録を出したのでプレッシャーがかかりましたが、自分らしく
できたと思います。
長田:雰囲気が全然違いました。先輩方から、インターハイの雰囲気に呑まれないようにという
アドバイスをいただいていたので、平常心で戦えました。
新聞部:競技をする上で必要なものは何だと思いますか。
山下:身長やジャンプ力はもちろんですが、相手がどう動く
かを考え、先を読むことです。
梅澤:機材を使うスポーツなので、速く走れるだけでは勝て
ません。機材を大切に使うことが強くなる秘訣だと思い
ます。
長田:競歩は、体力だけでなく、最後までフォームを崩さな
いメンタルの強さが必要です。
新聞部:自転車競技や競歩も体格は関係しますか。
梅澤:大きい方がパワーもあり有利な部分はありますが、小
柄な選手でも勝てます。
長田:身長が高い方がフォームがきれいに見えるかもしれま
せんが、スピードとは関係ないと思います。日本人でも
十分世界で戦えます。
新聞部:今後も競技は続けますか。
3人:大学でも続けたいです。
長田:インカレで優勝し、U20世界陸上を目指したいです。
山下:U20に選ばれるように練習し、もう一段階上を目指します。
梅澤:今はジュニアですが、次はエリートで優勝し、世界を目指したいと思います。
新聞部:では最後に、松工生にメッセージをお願いします。
長田:高2の冬に怪我で全く練習できませんでしたが、腐らず頑張っ
たことが優勝につながったと思います。スポーツに限らず何事に
対しても、辛いことにくじけず継続して欲しいと思います。
山下:一番簡単なのを先に言われた(笑)
梅澤:インタビューされたときには、目標を公言するようにしていま
した。口に出して言うことで、プレッシャーを自分に与えやらね
ばならないという気持ちになるので、目標達成につながると思い
ます。
山下:人間性が大切だと思います。日々の生活での挨拶や身だしなみ
に気をつけ、人間性を磨くことで、周囲か
ら応援される人になれると思います。
新聞部:ありがとうございました。これからも頑張ってください。
競技の違いはあっても、目指すところは3人とも世界の舞台。頼もしく感じました。これからも競技を続けるということなので、今後の活躍も楽しみです。