東レ・ファインケミカル㈱松山事業場 匠の技教室 工業化学科・繊維科2年 開催
2025年2月12日 18時40分2月12日(水)、工業化学科と繊維科の共同で「匠の技教室」が開催されました。
●不織布の技術を学ぶ
東レ・ファインケミカル株式会社松山事業場より、本校工業化学科の卒業生・崎村様をお招きし、不織布の技術について学びました。
●メルトブロー法と帯電技術
不織布は、メルトブロー法によりポリプロピレン樹脂を溶融・ろ過し、一回の工程で糸から布状に加工されます。さらに、静電気の電着技術を利用し、+と-に帯電させることでマスク用の高性能フィルターを製造していることを学びました。
●帯電の効果を体験
帯電させた不織布とそうでないものの「ひっつき」具合の違いを体験。静電気の力で、小さな微粒子まで取り除くことが可能であることを実感しました。
●不織布マスクの重要性
不織布マスクは、通気性とウイルス除去能力(集塵性)のバランスが重要。他社製品との差別化を図るためには、営業・製造現場・品質管理部門が連携し、ユーザーのニーズに応じた開発が求められることを学びました。
●卒業生からのメッセージ
最後に崎村様より、「松工では勉強が苦手でも、一生懸命学校生活を送り、人間関係を大切にしてほしい」とのメッセージをいただきました。
工業化学科・繊維科