全国から集まった高い技術を持つ選手たちと競い合い、結果は40名中32位でしたが、高校生としては第1位、大学生を含む順位でも第4位という素晴らしい成果を収めました。
技能五輪全国大会(厚生労働省・中央職業能力開発協会主催)は、国内の青年技能者が技能レベルを競う大会です。若い技術者に努力目標を与えるとともに、国民に対して技能の重要性を広く伝え、技能尊重の気運を高めることを目的としています。
電子機器組立て職種では、電子回路基板への部品取付けやプリント配線板への接続・接着を行い、プログラミングによって課題を完成させる総合的な組立・点検作業を競います。


本大会に出場するには、一次・二次の選考会を通過する必要があります。本校からは、昨年度通過した3年生1名、今年度通過した3年生1名、2年生2名の計4名が出場しました。
競技は愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開催され、全国から企業28名、職業大学校8名、高校生4名(本校のみ)の計40名が参加。5日間にわたり、準備から競技、開閉会式まで熱戦が繰り広げられました。




結果は、メカトロ部3年の田中陽士さんが全体で32位、高校生では第1位、大学生を含めた順位でも第4位という快挙を達成しました。田中さんは「3年間努力した結果が実りとても嬉しい。来年度出場する後輩たちに技術を託し、企業選手としていつか金賞を目指したい」と語ってくれました。
また、本校メカトロ部のOB8名も出場し、本田技研工業株式会社、株式会社デンソー、日産自動車株式会社、株式会社日立製作所などの企業で優秀な成績を収めました。
この経験を通して培った技術力と精神力を糧に、次代の開発者として「百錬鉄魂」の精神を受け継いでいきます。

