宮地校長が式辞で、「卒業生は3万名を超え、国内外で活躍されており、私たちの誇りであります。ある卒業生の方は、大手自動車会社の設計部門での経験から今の時代は問題解決能力が重要であることを教えていただきました。また、千件以上の特許を出願した研究開発分野で活躍された方からは、会社で求められるのは知識よりも知恵と創造力が大切であることを教えていただきました。さらに、起業し地域に貢献する方からは、お客さんの困りごとを思い、アフターフォローに力を入れることの大切さを教えていただきました。どの卒業生の方も、ものづくりが大好きで、とことん仕事に向き合い努力を重ね、そして、自分の仕事に誇りを持っておられることを強く感じました。生徒のみなさんも、これまでの卒業生の方々の生き方を学び、3年間の高校生活を大切に取り組み、社会に貢献する人へと成長してください。結びに当たり、創立以来御支援を賜りました関係各位の皆様に、心から感謝を申し上げますとともに、今後とも、本校教育の充実・発展、一層の飛躍のため、変わらぬ御指導・御支援を賜りますようお願い申し上げます。」と話されました。
記念講演は、愛媛大学工業会会長、愛媛大学校友会副会長 柿木一髙さんが「今 皆さんに伝えたいこと ~私の経験から~」の演題で、「愛媛大学進学後、四国電力へ就職した経験を通じて、大学進学へのチャレンジについて・日本のエネルギーの現状と問題点・人を大切にしてチームワークとリーダーシップを身につけることに心がけること」について講演してくださいました。
講演後、生徒を代表して生徒会長の山戸さん(電子機械科3年)が「講演の中で「人を大切にせよ」ということが印象に残りました。私たちの周りに人がいるということは決して当たり前ではなく、とても大切なことだと改めて痛感しました。3年生は高校生活残り半年の期間、感謝の気持ちを大切に過ごしていきます。」と、御礼のことばを述べました。
最後に、吹奏楽部による記念演奏が行われ、同窓生、保護者の方々と鑑賞しました。