松山工業高校OB、香川大学の松田先生が語る「夢を追うキャリアパス」
2025年7月28日 15時48分松山工業高校の卒業生であり、現在は香川大学創造工学部の教員を務める松田先生が、母校を訪問し、高校生に向けて自身の経験に基づいた進学講演を行いました。
○「勉強嫌い」から大学准教授へ – 転機は高校での「好き」の発見
松田先生は中学時代、勉強が大嫌いで「就職すれば勉強しなくて済む」という思いから工業高校に進学したと語ります。 しかし、高校で専門科目や実習に触れるうちに、「勉強そのものが嫌いなのではなく、好きなことなら勉強できる」と気づき、2年生頃から大学進学を意識し始めたそうです。
○大学生活で実感する「自己管理能力」と「出会いの大切さ」
大学では高校とは異なり、授業スタイルや時間割、クラス制度など、あらゆる面で自己管理能力と主体性が求められると松田先生は強調します。 また、高校の担任の「頭のいい友達を作りなさい」というアドバイスの重要性を実感したエピソードも披露。 優秀な友人の助けを借りて基礎学力の不足を克服した経験は、学習環境を整える上で人との出会いが不可欠であることを示唆しています。
○工業高校出身者の強みと多様なキャリアパス
実習経験やレポート作成に慣れていることなど、工業高校出身者が大学進学で有利になる点を挙げつつ、松田先生は自身の同級生の例を挙げ、工業分野にとどまらず多様な分野で活躍できることを示しました。講演の最後には、「自分のやりたいこと」を見つける大切さを強調し、 質疑応答では物理の勉強法や大学入試の面接についても具体的なアドバイスが送られました。
松田先生の経験談は、これからの進路を考える松山工業高校の生徒たちにとって、大きな示唆に富んだものとなったことでしょう。