技能五輪全国大会は、国内の青年技能者が技能レベルを競い合う大会です。青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能の重要性や必要性を国民に広くアピールすることで、技能尊重の気運を高めることを目的としています。
電子機器組立て職種について
電子機器組立て職種では、電子回路基板への部品取付けやプリント配線板への接続・接着を行い、電子回路を内蔵した各種機器を総合的に組立て点検します。また、プログラミング作業も行い、課題を完成させることが求められます。
今大会の経緯
大会に出場するには、1次選考会と2次選考会を勝ち抜く必要があります。本校からは昨年度2次選考会を通過した3年生3名と、今年度通過した2年生1名の計4名が参加しました。
今大会には企業28名、職業大学校7名、高校生5名の合計40人が出場しました。大会は愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で行われ、準備期間を含む5日間にわたり開催されました。
大会結果
本校メカトロ部3年の成瀬大希さんが全体で25位、大学生を含む順位で2位に輝き、努力銀賞(高校生では全国1位)を受賞しました。また、企業選手6名や大学生5名を上回る得点を記録しました。
成績ハイライト
選手たちの声
成瀬くんは「3年間努力した結果が実りとても嬉しい。来年度出場する後輩たちに技術を託し頑張ってほしい。そして、令和10年度に日本で行われる国際大会に出場するため頑張りたい」と語ってくれました。
OBの活躍
本校メカトロ部OBも本田技研工業株式会社、株式会社デンソー、日産自動車株式会社から5名参加し、優秀な成績を収めました。
この大会で得た経験を糧に、開発者の道を進み「松工の百錬鉄魂」を受け継いでくれることを期待しています。