競技では、グラフィックディスプレイやLED、ブザー、ロータリーエンコーダ、加速度センサ、無線通信を駆使し、プログラミング技術や半田付け技術を競い合いました。評価は、その総合力に基づきます。大会の審査には、技能五輪の主査や国際大会の出場経験者が担当し、高校生にとっては非常に高度な技術が求められる内容でした。
本校メカトロ部3年の中村さんは、最初の説明でプログラム問題が簡単だと感じたため、半田付けを丁寧に行い、全体の8番目に仕上げました。その後、5問のプログラム問題を1時間40分で完成させ、競技時間が1時間ほど余りました。中村さんのプログラミングスピードは、参加者25名の中でも断トツで1番でした。
結果として、細かい半田付けミスにより、わずかに点数を落としてしまい、全国2位の銀賞に輝きました。
中村さんは「次は、高校生ものづくりコンテスト全国大会が11月に行われるので、この経験を生かして次も優勝できるよう頑張りたいです」と意気込みを語っていました。
来年度も若年者ものづくり競技大会への出場権を得ているため、後輩たちには次こそ金賞を目指して頑張ってほしいと思います。